2020年5月13日水曜日

マスクの話

 福井県では、マスクの供給が通常に戻ってきた気がする。思ったより早い回復だった。画期的な配布方法をいち早く実施した県や、様々な方の努力があったからこそだと思う。ありがたいことだ。

 私は、連休前から、妻が作ってくれたガーゼ製のマスクを使っている。
 昔はガーゼのマスクを洗って使うのが当たり前だった。体の弱かった私は年中マスクをしていた気もする。昔のマスクは、ゴムがきつくて耳が痛くなり、腰がなくて口に貼り付き、息はしにくいは、すぐ臭くなるは、で好きになれなかった。
 ただ、今風の作り方でちゃんと作ったガーゼのマスクは、装着感もよく、不織布や紙のマスクより息もしやすくて快適だ。
 何より、洗って繰り返し使えるのがいい。

 使い捨てのマスクは、使う人にとっては清潔かもしれないが、大量の廃棄マスクを処理しなければならない、ごみ処理の方々にとっては、厄介どころか危険なものだ。ガーゼマスクはうまく作れば結構何度も使えるし、自分の家で洗うのだから、危険も何もない。マスクに限らず、私たちの快適や清潔は、それと引き換えに誰かを犠牲にして成り立っているものがまだまだあるのではないか。コロナの自粛期間をそうしたことを見直す機会にするなら、せめてもの幸いだろう。

 いろんな方のご厚意で入手した使い捨てのマスクは、政府や自治体の支援も届かない方々へ寄付したいと思う。

 野球とは関係ないが、ちょっと思ったことを書いた。